Aさん

先日は私の誕生祝い、ありがとうございました。

さて、25日の夜9時14分、父慶二が永眠しました。82歳でした。
近年呼吸がうまくできないほど心臓が弱まって歩くのも困難になり、おむつを着けざるをえなくなりましたが、それはやはりプライドが許さなかったようで、自らの意思で入院を拒み、食べ物を遠ざけ、静かに逝きました。

私の死生観については先お話しましたが、父らしい最後であったと思っています。

アルツハイマー病の母は、夫の死を知っても、心配したほど取り乱すことなく、集まった息子娘と孫たち、そして信頼を寄せる協会の牧師先生に囲まれて穏やかに現実を受け止めているようです。

父は無宗教でしたが、母と妹がクリスチャンでもあり、本人も生前から華美なセレモニーは断固ご免こうむるということだったので、昨日、その牧師先生にお祈りをしていただき、皆で賛美歌を歌って父の死を悼みました。

セレモニーはこれのみ、以降、通夜も告別式もなく、30日に火葬、納骨です。