今度は田植えです

3日前、奈良は吉野の山の中を巡っていたかと思えば、今日は相模川中流域の不耕起(ふこうき:読んで字の如く、耕していないという意味)の田んぼの田植えをお手伝い。・・・いったいお前は何者なのだ?!・・・いつも自分の仕事を説明するのに苦労しています。

以前紹介した五色塾主宰の小川誠さんが借りておられる田んぼです。

  

左)耕さず、代掻き(しろかき)をしていない、昨年の切り株、雑草が残る田んぼに稲を植えます。  

右)不耕起の田んぼ専用の田植え機は300万円もするそう。そこで慣行水田(ふつうのたんぼ)用の機械で溝を掘り、田植えができるかを実験しました。


幸い今日はさほど暑くなく、陽にも焼けませんでした。
オオヨシキリやセッカが囀り、コチドリが求愛に急がしく飛び回っているところにハヤブサが登場!さすがに写真撮影は無理でした。そうそう、苗を植えるために水を覗き込むと無数のミジンコ!コモリグモが水面を右往左往。ニホンアマガエルもたくさんいて、両生類の減少、絶滅を心配する身としてはたいへん和みました。

不耕起/冬期湛水(とうきたんすい:冬にも水を張ること)の田んぼが増えるともっと多くの生き物が戻ってくるはずです。