世界一の人工林を案内していただきました

美味しいお酒をいただいていま・・・す、とととっ・・・飲み切ってしまいました。奈良県宇陀の久保本家酒造 
http://www.kitora.com/hatugasumi-suiryuu-kimoto-jyunnmai.htm

にごり酒です(盆栽はわが家の五葉松)。

 「生酛のどぶ」

昨日酒蔵を訪ね、自分のお土産に買い求めたこのお酒の力を借り、酔いに任せて、ここ数日見聞きしたことを記しておきます。


24日(土)、25日(日)の二日間、関西在住の環境プランナー、藤木さん、有岡さん企画による日本林業の聖地、奈良県吉野地方を巡るツアーに参加。

日本有数の多雨地域で降水確率90%、こりゃずぶ濡れ必至、下手したら中止と覚悟を決めて足を踏み入れた吉野の山々。しかし、雨にさほど邪魔されることなく、奇跡的に見るべきところを見て廻ることができました。最強の晴れ男、晴れ女コンビ(藤木さんと松永さん)にゆめゆめ足を向けて寝ることなかれ。あるいは、山の神は一般に女神(吉野ではいわながひめ−石長比売または磐長姫)とのこと、いい男が多かったからかも知れぬ・・・。
   
左)山の神を祀った祠
右)水源地の森の一角で記念撮影

とにかく、急峻な吉野(川上村を中心に廻りました)の山々の豊かさと、その豊かさを最大限に引き出す人々の深い叡智と技術に圧倒されました。
 

  
森とミズノ源流館 辻谷達雄さんのインタープリテーション。おもしろい!元気!

  
負の遺産も間近に見ました。O製紙の施業の影響下、川の源流部なのに川床、川原は砂利です。


   
林齢250年以上の杉林は見事。圧倒的な存在感


   
左)民辻さん父娘 佳子さんは山守り修行中 お父上は森の生き字引で饒舌、超お話が上手

右)今では珍しい皆伐(かいばつ)地

 端材を活用した割り箸製作


今回のツアーリーダー、コーディネイトは泉谷さん。泉谷木材商店 http://www.begin.or.jp/~izutani/ の二代目、専務として本業で辣腕を振るうと同時に山と工務店、施主、環境NPOや学校を繋いで吉野を元気付けるために八面六臂の活躍です。日頃から誠実に多方面の方とのお付き合いを大切にされている泉谷さんならではの秀逸なコーディネイトで吉野林業と地域の肝心な部分をたくさん見せていただきました。


今回のツアー通じて、改めて日本の林業振興、山村活性化の一助になるような仕事がしたいと思いました。そのためには頭でっかちではだめですので、素人でもいいから人手がいるという時期に、1〜2週間ほど、山守り修行、
民辻さん父娘に弟子入りしたいと思っています。