口蹄疫 宮崎から緊急メッセージ

宮崎で発生した口蹄疫、ひどいことになっています。宮崎の環境プランナーER、細山田さんからの切迫したメッセージをもらいました。畜産農家の方々の心中は察するしかありませんが･･･とりあえず激励メッセージを送りました。

環境プランナーの皆様へ

宮崎県の細山田です。

ニュース等でご存知の方々も多いかと思いますが、現在宮崎県では牛と豚に口蹄疫が発生し、非常事態となっております。ようやく、ようやく、全国放送でも取上げられて来た、国が動き出した・・・という思いです。正直、遅過ぎます・・・。

環境保全、循環型農業、地産地消、食の安全・・・研究し、努力し、苦労して作り上げて来たものが、一つのウィルス災害によってアッという間に崩壊していく。それが今、宮崎県で起こっている現実です。

畜産農家だけではありません。野菜農家も堆肥が足りなくなっています。また、川南町・都農町は、商店街も打撃を受けています。感染地区だけでなく、スーパーなどでは国産肉よりも外国産の方が多く並ぶようなって来ました。食肉には影響がないというのに、です。

対岸の火事と思わずに、ぜひ現状を知って頂きたく、長いメールになりますが読んで頂けたらと思います。


口蹄疫感染が確認された時点からここまで、畜産農家の方々や自治体が必死で感染防止に日夜努力されたにも関わらず、感染は止まらないどころか拡大して来ています。
ついに、宮崎種雄牛の本丸である、宮崎県家畜改良事業団の肥育牛にまで感染が確認されました。
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=26280&catid=74&blogid=13

また豚や牛など、畜産の町として発展してきた川南町では、すでにこの１ヶ月余りでその半分以上の頭数が殺処理されるという、凄まじい感染力です。宮崎県知事は18日、非常事態宣言を発令しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00000039-mai-pol

畜産農家の方々は、感染の有無に関わらず、日々ご自身の農場（自宅）から出ることも慎み、孤独な消毒の毎日を送っておられます。体力も気力も希望もなくなる中で、折れそうになる心を支えてくれるのが全国から届くメッセージです。もしよろしければ、激励のメッセージをお願い致します！

■宮崎日日新聞社より

宮崎県内で猛威を振るう口蹄(こうてい)疫に関するメッセージを全国の皆さんから募集しています。激励や提言など内容は問いません。
感染または感染疑いが確認された農家、そして周辺の農家の心労は極限に達しつつあり、防疫作業に当たる関係者の疲労は日増しにその色を濃くしています。口蹄疫はいつ、どこで発生するか分からない家畜伝染病です。宮崎県だけではなく、全国で問題意識を共有するためにも、皆さんのメッセージをお待ちしております。住所、職業、名前、年齢を書いてお寄せください。
メールアドレス:kouteieki@the-miyanichi.co.jp

＊特集記事【激震　口蹄疫：宮崎日日新聞】
http:// www.the -miyani chi.co. jp/spec ial/kou teieki/ index.p hp

インターネットなどで多くの情報が錯綜する中、憶測や真実ではないと思われるものまで出回っています。
実際の、現場の声を下記にそのままご紹介し、これ以上の感染拡大が、またもしも皆様の地域でも発生したら、何が起こるのか、何をもたらすことになるのかを知って頂きたいと思います。

環境プランナーＥＲ　細山田　三保子